採用成功事例 case study
質の高い母集団形成と専任アドバイザーにより、弁護士キャリア採用に成功

同部 法務Grシニアリーガルカウンセル 野畠 葉子様
(右)法務部 企画Gr 上席調査役 山本 晃祥様

株式会社三菱UFJ銀行
- 業種:
- 銀行業
- 従業員数:
- 5001名~
- 採用職種:
- インハウス・ローヤー(社内弁護士)
世界トップクラスの金融機関である株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の商業銀行。国内に400以上、海外に100以上の拠点を抱え、グローバルに活動。法務部門は、MUFGグループ全体で400名以上の法務スペシャリストを擁しており、その多くは各国の法曹資格者。本邦銀行法務部は約40名で約半分が法曹資格者、一体運営を行なうグループ信託・証券法務部とあわせると、総勢約70名で約6割が法曹資格者。日々、事業部門などからの様々な法律相談に回答するとともに、M&Aなどのプロジェクトに初期段階から参画し法的サポートを提供している。
採用成功のポイント
採用課題
- 司法修習生採用の実績はあっても、経験弁護士のキャリア採用において母集団形成に苦戦
- 金融機関に対して負のイメージを持たれることも多く応募がもらいにくい。選考が進んでも他社と争奪戦となる
MS Agent(人材紹介)で解決できたこと
- 法曹資格者の質量が優れており、法務人材特化したアドバイザーにより、母集団形成ができた
- 求人企業と求職者の方の認識ギャップを埋めてもらい、インハウス・ローヤーの2名採用に成功した
※インタビュアー:MS-Japan編集部
採用の背景と課題について
――今回インハウス・ローヤー(社内弁護士)の採用活動を行うに至った背景について教えてください。
社会的な変革を踏まえ銀行も変化の時を迎えています。経営陣や事業部門等は、新事業への取組みや投資・業務提携を強化しており(Fintech分野など)、それらに対応できる高度な知見・専門性を有する法務人材を社内に確保する必要がありました。
法務部では、司法修習生向けの採用を続けており、過去に弁護士キャリアを有しない方でも普段の業務や各種研修プログラムにより法務人材として独り立ちをさせていますが、倒産・再生、M&Aなど、法務部としてさらに力を入れていく分野につき、外部の法律事務所や会社で金融法務やコーポレート法務分野の経験を積んだ弁護士のキャリア採用に力を入れております。
法務部のビジョンは、経営陣や事業部門から最初の相談相手として選ばれること、グローバルでUp-to-dateな法務サービスを提供することにあり、2024年から始まった中期経営計画の下、インハウス人材の更なる増強は喫緊の課題となっています。
――特に金融業界は業法も特殊で複雑なことから、高度な専門性が求められますよね。これまではどのように弁護士採用をされてきましたか?
法曹資格者がインハウス・ローヤーとして働くことは市民権を得てきていると考えていますが、法曹資格者でインハウス・ローヤーを目指す人は依然少なく、小さなパイを多くの企業がとりあっている状況でした。司法修習生向けの採用は続けており成果も出ていましたが、経験弁護士の採用は母集団形成にも苦労していました。
売り手市場は勿論のこと、法曹資格者の方は現職も多忙な方が多く、一度に応募する企業数も絞り、厳選して選考を進めていかれる方も多いですよね。相当採用難易度が高い職種の1つだと思います。
母集団形成に苦労している要因として、求職者の方には、金融機関、特に銀行へ「堅い」「硬直的」「残業が多い」といった負のイメージを持っている方もいること。また、即戦力性を重視すると、コーポレート法務や金融法務の経験、高い英語力を持った方が望ましいのですが、そのようなスキルを持つ人材が転職市場には少なく、選考が進まない。さらに、せっかく選考が進んでも他社との争奪戦になっていました。
――実際のところ、貴行のように近年リモートワークやワークライフバランスなども整っている金融企業も多いかと思うのですが、かつての銀行のイメージが先行してしまうケースはあるかもしれませんね。
MS Agentを選んだ理由について
――MS-Japanの人材紹介サービスをご利用いただいた理由を教えていただけますか?
専門特化型エージェントとして長年の経験を有しており、法曹界での高い知名度を活かした法務人材の紹介に強いところです。キャリア採用を進めるためには、まずは母集団形成が重要と考えていますが、MS-Japan様は法曹資格者の母集団の質量が優れていると思います。
また、法務人材に特化したアドバイザーの方が、求人企業・求職者の双方ときめ細やかにコミュニケーションされている印象です。アドバイザーの方が求職者の方と求人企業との間に立ち、求職者の方へは処遇条件だけでなく、組織体制や雰囲気なども含めて求人企業のことを伝えて頂く。求人企業には、求職者の方のスキル・経験・人柄などを伝えて頂くことで、求人企業と求職者の方の認識ギャップを埋めて頂いています。
――ありがとうございます!特に直近は金融業界専任のリクルーティングアドバイザーチームが発足し、より業界にも特化したご支援が出来るように務めております。
採用に至ることも重要ですが、採用後も弊社で長く働いてもらうためにも、採用プロセスを通じて求人企業と求職者の方とが相互理解を深める上で、MS-Japan様の働きが重要と考えています。
――担当のリクルーティングアドバイザーも、入社までがゴールではなく、入社してから長く活躍して頂く事が何より大切だと申しておりました。入社後、双方のミスマッチがないように、企業様からは求人におけるスキル面や条件面だけではなく、お人柄や、どのような働き方が出来るのかなど細かくヒアリングさせていただいているようですね。働き方を重視する弁護士の方は多いので、各制度の実際の活用状況等を細かく伺い、実態を求職者の方へお伝えするように努めているようです。
MS Agentで解決できたこと
――MS-Japanからの提案で、どのような課題が解決されましたか?
MS-Japan様から紹介を受け、きめ細やかにサポート頂き、インハウス2名の採用に至っています。
2019年入社の弁護士は、司法修習生向けの採用を除くと、法務部として初のキャリア採用となりました。大手渉外事務所でパートナーを務めていましたが、マネジメント的な役割を期待され採用に至りました。現在、法務Grのチームリーダーと企画Grの特命次長を兼務、日々事業部門等への法的サポートを行なうとともに法務人材の育成に尽力しています。
2023年入社の弁護士は、他の金融機関で法務以外の部署に所属していましたが、企業インハウスへのキャリア転換を志向しており弊社へ紹介頂きました。インハウス・ローヤーとしてはポテンシャル採用でしたが、OJTや各種研修プログラムを通じ、法務担当として短い期間でキャッチアップを果たしています。
――直近ご支援させていただいた弁護士の方は、キャリアアップ且つご家庭とのワークライフバランスを重視された転職活動だったようですね。双方叶うような環境が決して多くはない中で、最初に思いついたのが貴行だったと担当アドバイザーが申しておりました!法務としてのキャリアアップは勿論のこと、子育て世代の方でも柔軟に働けるという事で、お声がけをさせて頂いたようです。
採用は出会いですが、法務専門人材をその広いネットワークとリサーチ力によって探し出し紹介頂いています。弊部では、引続きインハウス採用を続けており、是非、今後も人材紹介を続けて欲しいです。
―――ありがとうございます!人物像、部署のビジョン等、細やかな情報提供と分かりやすい説明をしていただき、いつも大変助かっていると聞いております。弁護士採用は特に難しい昨今ですが、これからも貴行の強みであるキャリアと働き方の両立をしっかりと訴求させていただき、今後もご支援させて頂きたいと考えております。この度はご協力ありがとうございました!
※所属・役職等は制作時点のものとなります。
サービス費用やサポート内容など、
まずはお問合せください!
-
-
お電話での
お問い合わせ- 東京本社
03-3239-7373
- 横浜支社
045-287-8080
- 名古屋支社
052-551-1125
- 大阪支社
06-6292-5838