※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における管理部門・士業領域に特化した有料職業紹介事業者の「無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の就職者数」(2024年度実績を自社集計)による。なお、管理部門・士業領域への特化の有無は、当社において比較対象の有料職業紹介事業者のウェブサイトを全件閲覧して判断。(2025年8月1日時点)
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転職を始める前に知っておきたい6つのこと
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経理・財務特有の経歴を上手くまとめる事が、書類選考通過には重要です。職種毎に異なるアピールポイントを意識して書いた職務経歴書と、意識せずに書いた職務経歴書では、たとえ同じ経歴であったとしても評価に大きな差が出ます。各職種特有のポイントを押さえ、魅力的な職務経歴書を作成しましょう。
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経理の「業界選び」の注意点とは?業界別特徴や未経験者におすすめの業界など
経理はどのような企業にも必須の機能であるため、経理への転職を考える場合、多種多様な業界から選択肢を見つける必要があります。しかし、経理は業界によって仕事内容や求められるスキル、キャリアパスが大きく異なります。 この記事では、経理の「業界選び」における重要なポイントを解説します。業界別の特徴や働き方、未経験者のファーストキャリアとしておすすめの業界なども取り上げていきますので、ぜひ今後の参考にしてください。 【2025年最新】経理の転職市場動向 コロナ禍以降、経理・財務の転職市場は活性化しています。直近4年間、求人数は増加傾向にあり、特にIT、製造、サービス業界では求人が多く、全体の6割以上を占めています。経理は企業規模を問わず必須の機能であることから、転職する際にも幅広い選択肢があり、転職活動には追い風が吹いている状況であるといえます。 慢性的な人材不足が社会問題化している昨今、もちろん経理も例外ではなく、求職者優位の売り手市場が長引いているため、多様な背景を持つ人材が求められています。かつては30代・40代の即戦力や幹部候補の経験者が中心でしたが、現在は未経験者や経験が浅い若手、さらには50代以上の経験豊かなスペシャリストにも門戸が広がっています。 \今の職場に満足していますか?/ 転職市場価値を診断してもらう 経理の転職で「業界選び」の注意点 業界によって求められるスキルや働き方が異なる 経理は基本的にどの会社でも似た業務を行いますが、業界によって求められるスキルや働き方には大きな違いがあります。例えば、在宅勤務の有無、業務のスピード感、若手の育成方針などは業界によって大きく異なるため、自分に合った働き方を実現するためには業界選びが重要です。適切な業界を選ぶことで、長期的なキャリア形成にもつながります。 転職活動には一貫性が求められる 転職活動では、面接時に他社への応募状況などを質問されることがあります。この際、一貫性のない業界選択は不利になることがあります。特に現職と異なる業界への転職を考える場合、変更理由を明確に説明する必要があります。自分のキャリアプランや業界選択に対する明確な理由付けは、面接官にあなたの意欲や適性を理解してもらうためにも重要です。 経理のキャリアを相談する 業界による経理業務の特徴 それぞれの業界別に経理業務の特徴や求められるスキルについて解説します。 IT業界 IT業界の経理では、成功報酬型契約をはじめとする複雑な取引が多く、これらに精通し、正確に計算する能力が求められます。また、IT用語の理解、会計システムの運用能力、経営的視点も重要です。効率化を重視しがちなIT企業では、会計業務の自動化への適応も必要とされています。 あわせて読みたい IT企業の経理の特徴は?評価されるスキル・資格、志望動機のポイントなど 金融業界 金融業界の経理業務では、高度な事務能力と専門知識が必要です。日々の出入金管理、帳簿付け、伝票整理、国税庁や税務署との対応など、広範な業務に加え、現場の取引から生じる会計問題に対応する能力が求められます。経理資格や一定の語学力を備えている場合、高く評価される傾向も見られます。 あわせて読みたい 金融機関の経理は一般企業とどう違う?業務内容の違いや転職時に求められるスキルを解説! 製造(メーカー)業界 製造(メーカー)業界の経理では、工業簿記の概念が必須です。原材料から製品を作り出す工程での原価計算には、材料費、労務費、経費を含む詳細な分析が求められます。また、製品ごとの直接費と間接費の区分け、それに基づく正確な製造原価の計算能力が必要とされています。 あわせて読みたい メーカー(製造業)の経理の特徴は?求められる原価計算のスキルや他業界との違いを解説! アパレル業界 アパレル業界の経理では、「売価還元法」による会計処理が特徴的です。多種多様な商品の原価を効率的に計算するため、利益率に基づいてグループ化し、期末時に原価計算を行います。日々の売上の管理・計上、頻繁に変動する買い掛け金、在庫管理、ポイントシステムに関わる経理処理など、煩雑な業務が求められます。 あわせて読みたい アパレル業界の経理の仕事内容とは?転職前に経理が知っておきたいこと 商社 商社の経理では、一般的な経理業務に加え、連結決算、監査対応、国際会計基準の適用などが求められます。工業簿記は不要ですが、輸入消費税、輸出免税、為替変動リスクへの対応、国際的な取引の会計知識が必要です。また、市場のニーズや動向の調査、営業データの収集・分析など経営戦略支援も重要な業務です。 あわせて読みたい 憧れの商社で経理をやりたい!気になる年収や働き方は? ホテル業界 ホテル業界の経理では、多岐にわたる売上管理(宿泊代、レストラン、宴会等)と、クレジット管理業務が重要です。 現金の管理、売掛金・買掛金の処理、伝票整理、データ入力、ファイリングなど細かな事務処理が求められます。 さらに、経費管理(修繕費、給与、税金等)と財務管理(売上集計、財務諸表作成、資産管理)も重要な業務です。 あわせて読みたい ホテル経理の特徴とは?求人だけでは見えない情報を解説 医療業界 医療業界の経理業務は、独自の会計ルールや特有の勘定科目を使用し、医療特有の決算書類と仕訳を扱います。 一般企業での経理スキルが活かせる部分も多いですが、医療事務とは異なり、経営管理の一環としてバックオフィスでの業務が中心です。 あわせて読みたい 病院の経理業務の仕事の流れとは?一般企業との違いを解説 不動産業界 不動産業界の経理では、売買、仲介、賃貸の業務ごとに特有の処理が必要です。売買では在庫計上と消費税の課否判定、特に土地は非課税、建物は課税取引となります。仲介では不動産の保有が少なく、賃貸では家賃収入、礼金、権利金、更新料の管理と、減価償却費や修繕費、税金の計上が重要です。 あわせて読みたい 不動産業界の経理に転職するには?仕事内容や身につけておきたいスキル \キャリアの可能性が広がる!/ 経理転職のプロにキャリア相談 経理未経験者におすすめの業界とは 未経験者が経理職での転職を考える際、特におすすめの業界はITと製造(メーカー)です。IT業界は20年以上の成長産業であり、AIやRPAの導入によって、更なる成長が見込まれています。IT業界の経理としてキャリアを重ねることで企業成長の過程を間近で体験できるほか、ITツールの活用法を学べるため、スキルアップも期待できます。 ただし、激務になる可能性がある点は留意が必要です。一方、製造業は年収水準が高く、市場安定性があり、原価計算のスキルを習得できるメリットがあります。ただし、工場配属や転勤の可能性、成長面での制限はデメリットとして考慮する必要があります。 あわせて読みたい 未経験で経理に転職するのは難しい?簿記2級の必要性や求人情報などを紹介! 無料で経理キャリアを相談する 企業規模・成長ステージによる経理業務の特徴 業界選びも重要ですが、企業規模や企業の成長ステージによっても経理業務や求められるスキルが異なりますので、これらについての特徴について解説します。 ベンチャー企業 ベンチャー企業の経理では、幅広い業務範囲と多岐にわたる役割が求められます。管理部門の整備が遅れがちなため、経理だけでなく人事、総務、法務などの見識も必要となることも少なくありません。こういった背景より、未経験者でも簿記の資格取得や会計事務所での経験を通じて、多様なスキルを身に付けることが採用につながる可能性があります。 あわせて読みたい ベンチャー企業の経理はどんな仕事?魅力や向いている人、転職成功の秘訣など IPO準備企業 IPO準備企業の経理業務では、財務諸表の作成・開示、監査法人や証券会社への対応が重要です。 また、経営企画、人事、マーケティングなど多岐にわたる業務に携わる可能性もあります。経験者は特に重宝され、即戦力としての評価が高いですが、未経験でも意欲次第では採用の可能性があります。 あわせて読みたい IPO準備企業における経理の役割・転職メリット・キャリアパスを紹介! 中小企業 中小企業の経理は幅広い業務に対応する必要があります。大企業と異なり、会計事務所や社労士へのアウトソーシング範囲によって担当する業務範囲が変わるため、多様な経理業務に柔軟に対応するスキルが求められます。また、企業規模によっては月次決算を行わないケースもあり、経理業務の内容が狭まることもあります。 あわせて読みたい 中小企業の経理に転職するには?大企業との業務内容の違い 大手企業 大手企業の経理では、経理実務の幅広い経験、マネジメント能力、国際会計基準への理解、英語力などが重要です。 20代はポテンシャル重視での採用もありますが、30代ではこれらの専門スキルが強く求められます。 あわせて読みたい 大手企業の経理に転職するには?大手企業へ転職するメリットや中小企業との違いを解説! 上場企業 上場企業の経理業務では、四半期ごとの決算報告が必要で、会計基準に則った複雑な計算や開示が求められているため、有価証券報告書や連結財務諸表の作成スキル、税務報告書の作成能力が重要です。また、経理部門には十分な人員とシステムが配備されており、業務は細分化されているため、働きやすい環境が整っています。他の業務の担当者、異なる部署との円滑なやり取りも多いので、コミュニケーション能力も不可欠です。 あわせて読みたい 上場企業の経理はきつい?非上場企業との違いや求人の選び方を徹底解説 あなたの理想の転職先を見つける ホワイト企業の経理に転職したい場合は? ホワイト企業は高い給料水準、残業の少なさ、有給休暇の多さ、低い離職率、充実した福利厚生、安定した業績と将来性、女性の仕事と育児の両立支援、整備された研修制度と社員教育、透明な人事評価制度、良好な社風と職場環境、快適なオフィス環境などの特徴を持っています。これらを見抜くためには、面接が重要です。面接は会社を選ぶチャンスでもあり、面接官の対応、質問内容、面接部屋への案内などからホワイト企業かどうかのヒントが得られます。十分な情報収集と面接時の観察を通じて、自分に合った企業選びを徹底しましょう。 あわせて読みたい 「ホワイト企業の経理」に転職する6つのポイントとは 求人特集残業20時間以内の経理求人を探す 経理の求人情報 弊社MS-Japanは、経理などの管理部門・士業に特化した転職エージェントです。 ここでは、業界最大級の求人数を誇る「MS-Japan」が取り扱っている経理の求人情報を一部ご紹介します。 経理財務担当 / プライム上場 / 知名度の高い小売企業 / グローバルな業務に携わることが可能◎ 仕事内容 ご経験に応じて下記の業務をお任せします。 ・グループ全体の数値管理 ・月次・四半期・年度末決算業務(単体及び連結) ・開示資料(決算短信、会社法計算書類、有価証券報告書など)の作成 ・M&Aや組織再編に係る会計業務 ・監査法人、IFRS対応 など 必要な経験・能力 ※下記いずれかのご経験をお持ちの方 ・上場企業での実務経験(小売業歓迎) ・監査法人との交渉経験 ・短信、有報作成経験 ・連結業務、決算開示経験 想定年収 700万円 ~ 1,000万円 グロース上場、業績好調なITベンチャー企業より【経理担当】の募集!リモート・フルフレックス可◎ 仕事内容 ・単体決算(月次・四半期・年度) ・子会社経理のサポート(月次・四半期・年度) ・連結決算 ・開示資料作成(有価証券報告書、四半期報告書、決算短信等) ・監査法人対応 ・税理士対応 ・内部統制対応 ・業務プロセスの整備・構築、標準化・仕組み化の推進、及び各種プロジェクト推進 ・各種会計・税務論点の検討 必要な経験・能力 ・事業会社での決算とりまとめの経験 想定年収 600万円 ~ 800万円 経理(マネージャー候補)/EdTech企業/IPO準備中/リモート可 仕事内容 ・日常経理業務(仕訳計上、債権債務管理、請求管理) ・決算業務(月次決算、年次決算等) ・管理会計業務 ※マネージャーと一緒にIPO関連業務にも携われます。 必要な経験・能力 ※以下いずれも必須 ・上場準備~上場後の事業会社での経理実務経験がある方 ・チームメンバー・社外の関係者と協力し、円滑なコミュニケーションにより仕事を進められる方 想定年収 600万円 ~ 800万円 業界最大級の求人数から探せます 経理の求人はコチラ 経理の業界選びはMS-Japanにご相談ください 経理の就職・転職で業界選びに迷ったら、管理部門と士業に特化した転職エージェント「MS-Japan」にご相談ください。MS-Japanは業界別の経理の特徴を熟知しており、募集側の企業に対するヒアリングを通じて、社内の雰囲気や業務の流れなども事前に把握しています。 皆さまの希望する条件に合った求人の紹介だけでなく、応募企業に合わせた応募書類の添削や面接対策も提供しておりますので、経理職への転職活動をより効率的に進めることができます。就職・転職を希望される方は完全無料でご利用いただけますので、ぜひこの機会に利用登録を済ませてみてはいかがでしょうか。 \経理・財務特化の転職エージェント!/ MS-Japanに無料会員登録する まとめ 経理の転職における業界選びの重要性とその注意点などについてご紹介しました。業界によって求められるスキルや働き方が異なるため、自分に合った業界を見極めることが重要です。また、一貫性のあるキャリアパスを意識することも転職成功の鍵となります。 未経験者の場合には、成長可能性の高いIT業界や安定した製造業がおすすめです。昨今の経理の転職市場は活発なので、未経験者にも大きなチャンスが目の前にある状況であり、適切な業界選びによって経理としての理想的なキャリアをスタートさせることが可能です。 自力での就職・転職活動に少しでも限界を覚えたなら、「MS-Japan」の利用を検討されてみてはいかがでしょうか。 経理の就職・転職サポート実績を豊富に持っているため、効率的な転職活動を実現しやすくなります。
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ビジネス会計検定は役に立たないって本当?難易度や簿記との違いなどを解説
これから会計業界や経理職としてキャリアを築くため、資格取得を検討している人も多いでしょう。 会計業界は人手不足が深刻化しており、資格取得は就職や転職で大きなアドバンテージになります。 そのため、ビジネス会計検定や簿記といった資格は、キャリアアップを目指す人々から高い人気を集めています。 しかし、「ビジネス会計検定は役に立たない」という意見も見受けられるため、取得すべきか悩んでいる人も少なくありません。 この記事では、ビジネス会計検定の有用性や難易度、簿記との違いなどを解説します。 そもそもビジネス会計検定とは? ビジネス会計検定とは、大阪商工会議所が主催している検定の一つで、財務諸表に関する知識や分析手法について問う試験です。 財務諸表とは、いわゆる決算書のうち、金融商品取引法により上場企業に作成が義務付けられている書類を指します。 特に重要な書類は、企業の経営状況を明らかにする貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書で、これらは「財務三表」とも呼ばれています。 財務諸表を適切に読み取れるようになると、企業の経営状況が健全なのか、それとも注意が必要な状況なのか、安定性・成長性などを判断できるようになります。 ビジネス会計検定で設定されているレベルは、3級・2級・1級の3種類で、それぞれの級の到達目標は以下の通りです。 3級:会計用語や財務諸表の構造・読み方・基本的な分析を理解している 2級:企業の経営戦略・事業戦略を踏まえ、財務諸表の応用的な分析ができる 1級:企業の成長性や課題を判断できる高度な会計知識を有し、財務諸表を含む会計情報の総合的な分析ができる 参考:試験のご紹介|ビジネス会計検定試験 なお、1級受験者のうち、不合格者の得点上位者(120点以上得点した受験者)については、準1級として認定されます。 無料でキャリア相談をする ビジネス会計検定は役に立たないって本当? 「ビジネス会計検定は役に立たない」と耳にすることがあります。 たしかに、簿記検定などに比べると知名度が高くないため、本当に評価されるのか不安に思う方も少なくありません。 しかし、結論から言えばビジネス会計検定は十分に役に立つ資格です。 資格そのものの知名度よりも、学習を通じて得られる「会計リテラシー」が幅広い場面で活かせるためです。 具体的には、以下のようなシーンで役立ちます。 営業や企画担当者:取引先や社内の経営層との会話で財務諸表をもとにした根拠ある提案ができる。 財務・経理担当者:日々の仕訳や決算業務だけでなく、経営分析や投資判断のサポートに生かせる。 経営者・管理職:数字を読み解く力を身につけることで、自社の財務状況を把握し、戦略的な意思決定に役立てられる。 学生・就活生:会計の基礎知識を持つことは、業界を問わず「数字に強い人材」としてアピールできる。 このように、ビジネス会計検定で学ぶ財務諸表の読み方や経営分析の知識は、特定の職種に限らず、ビジネスパーソン全般に役立つ「汎用的なスキル」です。 無料で転職のプロに相談する ビジネス会計検定を取得するメリット ここでは、ビジネス会計検定を取得するメリットを4つご紹介します。 財務諸表が読めるようになる ビジネス会計検定で特に力を入れているのが、財務諸表の作成ではなく「分析」です。 財務諸表を読み解けるようになると、企業の状態が良くなっているのか、それとも悪くなっているのかが分かるようになります。 複数の分析指標を駆使して、企業の体力をチェックするスキルは、取引先選びや自身の転職活動にも役立ちます。 株式投資の基礎が身につく 株式ニュースなどは、前提となる知識がないとなぜそのニュースが注目を集めているのか背景を読み取りにくいものです。 しかし、ビジネス会計検定の学習を通じて各種指標に関する知識が習得できるため、株式投資に役立つ基礎知識も自然と身につきます。 会計業界を目指していない場合でも、株式投資に挑戦したい人であれば、ビジネス会計検定を受験するメリットは十分あります。 経営に関わるキャリアを積める 財務諸表を読み解く力は、経営者だけでなく、経営幹部や管理職にも必要です。 自分が所属する部門が、経営にどの程度貢献しているのかを読み解くことで、成果をアピールする材料としても活用できます。 ビジネス会計検定の勉強をしておくと、将来のキャリアアップの布石となります。 簿記の勉強につながる 簿記の資格では、主に仕訳など「財務諸表を作成する」プロセスについて学ぶ必要があります。 これに対してビジネス会計検定では、財務諸表が示す数値の意味を読み解くことに重きを置いているため、間接的に簿記のルールにも自然と触れられます。 よって、ビジネス会計検定を取得後は、簿記検定の受験も視野に入れた学習スケジュールを立てやすくなるはずです。 無料でプロにキャリア相談 ビジネス会計検定の試験内容や開催時期、受験料 ビジネス会計検定の試験内容・開催時期・受験料などの受験要項をまとめました。 受験資格 ビジネス会計検定は、学歴・年齢・性別・国籍の制限なく受験することができます。 また、必ずしも3級から受験を始める必要はなく、希望する級から受験して問題ありません。 例えば、3級と2級のように連続する2つの級であれば同時受験が認められています。 仮に2級の合格に自信がない場合でも、3級と同時に申し込むことで、万が一2級が不合格でも3級の合格を確保するといった戦略も可能です。 ビジネス会計検定3級の受験要項 2025年のビジネス会計検定3級の受験要項は以下の通りです。 試験日 第37回:2025年3月9日(日)第38回:2025年10月19日(日) 試験会場 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡の中から受験地を選択 受験料 4,950円(消費税450円) 試験方式 マークシート方式 試験内容 1.財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識 ・財務諸表とは ・貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方 2.財務諸表の基本的な分析について ・基本分析 ・成長率および伸び率の分析 ・安全性の分析 ・キャッシュ・フロー情報の利用 ・収益性の分析 ・1株当たり分析 ・1人当たり分析 試験時間 2時間 参考:受験要項|ビジネス会計検定試験 ビジネス会計検定2級の受験要項 2025年における、ビジネス会計検定2級の受験要項は以下の通りです。 試験日 第37回:2025年3月9日(日)第38回:2025年10月19日(日) 試験会場 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡の中から受験地を選択 受験料 7,480円(消費税680円) 試験方式 マークシート方式 試験内容 1.財務諸表の構造や読み方、財務諸表を取り巻く諸法令に関する知識 ・会計の意義と制度 ・連結財務諸表の構造と読み方 2.財務諸表の応用的な分析について ・基本分析 ・安全性の分析 ・収益性の分析 ・キャッシュ・フローの分析 ・セグメント情報の分析 ・連単倍率と規模倍率 ・損益分岐点分析 ・1株当たり分析 ・1人当たり分析 試験時間 2時間 参考:受験要項|ビジネス会計検定試験 ビジネス会計検定1級の受験要項 2025年における、ビジネス会計検定1級の受験要項は以下の通りです。 試験日 第37回:2025年3月9日(日)※1級のみ第38回の実施はありません。 試験会場 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡の中から受験地を選択 受験料 11,550円(消費税1,050円) 試験方式 マークシート方式および論述式 試験内容 1.会計情報に関する総合的な知識 ・ディスクロージャー ・財務諸表と計算書類 ・財務諸表項目の要点 ・財務諸表の作成原理 2.財務諸表を含む会計情報のより高度な分析について ・財務諸表分析 ・企業価値分析 試験時間 2時間30分 参考:受験要項|ビジネス会計検定試験 プロの転職支援を受ける ビジネス会計検定の難易度や合格率は? ビジネス会計検定の難易度は、3級<2級<1級の順に上がり、級が上がるごとに合格率も低くなる傾向にあります。 以下、ビジネス会計検定試験の公式サイトで公開されている各種データを引用しながら、各級の難易度について解説します。 ビジネス会計検定試験の合格率 ビジネス会計検定試験における、各級の2021年3月~2025年3月までの合格率は、以下の通りです。 回 実施年月 1級 2級 3級 第36回 2025年3月 22.9% 34.5% 50.6% 第35回 2024年10月 実施なし 43.7% 56.5% 第34回 2024年3月 26.4% 44.6% 70.9% 第33回 2023年10月 実施なし 46.7% 70.2% 第32回 2023年3月 21.3% 59.1% 61.7% 第31回 2022年10月 実施なし 53.3% 67.2% 第30回 2022年3月 10.8% 54.2% 63.5% 第29回 2021年10月 実施なし 52.1% 68.9% 第28回 2021年3月 24.4% 51.5% 67.7% 参考:試験結果・受験者データ|ビジネス会計検定試験 実施回によって変動はありますが、3級は合格率が50%を超えることが多く、比較的挑戦しやすい級といえるでしょう。 2級も半数近くが合格する回が多く、しっかり対策すれば十分に合格が可能です。しかし、1級になると難易度が大きく上がり、合格率は約20%になります。 各級の難易度と合格ライン ビジネス会計検定試験の、各級の難易度と合格ラインは以下の通りです。 級 難易度 合格ライン 3級 基本的な事項を確認するレベルの試験 難問や奇問といった問題はほとんどない 100点満点中70点で合格 2級 基礎知識をビジネスに応用することを想定したレベル 会計経験者向けの問題も多く、3級よりやや難しい 100点満点中70点で合格 1級 論述式が加わり、マークシートの選択肢に頼らず、自力で解答しなければならない 難しい計算や専門知識が問われる問題も多く、足切りもあるので、総じて難易度は高い 論述式50点以上+全体で140点以上の得点(200点満点) 不合格者のうち、120点以上の受験者については「準1級」として認定 参考:級別内容・出題範囲|ビジネス会計検定試験 3級・2級と比較して、1級はより専門的な知識が求められ、計算・論述にも時間を割く必要があります。 論述問題に関しては、解答用紙のスペースが限られていることもあり、伝えるべきことを簡潔にまとめる技術も求められるでしょう。 無料でキャリア相談をする ビジネス会計検定の勉強時間 ビジネス会計検定試験の受験にあたり、どのくらいの勉強量が必要なのか把握する上で参考となるのが、勉強時間の目安です。 以下、3級~1級合格に必要な勉強時間の目安と、勉強方法について解説します。 3級合格に必要な勉強時間の目安 ビジネス会計検定3級は基本的な問題が中心であり、公式テキスト・過去問題集を使って勉強すれば十分に合格を狙えるレベルです。 合格に必要な勉強時間としては、50~100時間を想定しておけばよいでしょう。 なお、必須ではありませんが、簿記・会計の知識があると、その分、理解も早まります。 2級合格に必要な勉強時間の目安 ビジネス会計検定2級は、3級の内容に加えて連結会計・損益分岐点分析などが出題範囲に含まれ、3級と比較して多少難しくなります。 しかし、簿記・会計の知識がある人にとっては、比較的取り組みやすい問題も多くあります。 公式テキスト・過去問題集を使って取り組んだケースを想定すると、合格に必要な勉強時間は、100〜200時間が目安となるでしょう。 1級合格に必要な勉強時間の目安 ビジネス会計検定1級は、ある意味では経営層に匹敵するレベルが求められ、経理財務管理職・役員レベルの実力を問われます。 出題範囲が広く、知識を体系的に理解している必要があるため、公式テキスト・過去問題集を使った勉強だけでは論述試験に不安を感じる方も多いです。 合格に必要な勉強時間は、300~500時間が目安となります。 転職サポートを今すぐ受ける いきなり2級や1級からの受験ってアリ? ビジネス会計検定は、年に1~2回しか試験が開催されないため、3級からではなく2級・1級からの受験を検討する人も多く見られます。 しかし、初めてビジネス会計検定を受験するのであれば、まずは3級からの受験をおすすめします。 ビジネス会計検定は、数学のように基礎を積み上げて応用力を養っていく学習が効果的な試験です。 そのため、3級で基礎を固め、2級で応用力を養い、最後に1級でより発展的な内容に挑戦するという流れが、最もスムーズな学習ステップです。 2級の問題は3級の知識が前提となっているため、知識の抜け漏れを防ぐためにも、まずは3級から受験するのが望ましいでしょう。 仮に、3級を飛び越えて2級を取得できたとしても、実際の業務で活用できない場合もあります。 無料でプロにキャリア相談 ビジネス会計検定と簿記検定の違い 会計に関する資格の中で、日本でもっとも知名度が高いものの一つが「簿記検定」です。 日商簿記や全経簿記は、1級の合格が税理士試験の受験資格に数えられるなど、社会的な信用度が高い資格といえます。 しかし、簿記検定とビジネス会計検定は、そもそも試験の成り立ちや目的が異なります。 以下、それぞれの違いについて解説します。 試験内容の違い ビジネス会計検定と簿記検定の違いを端的にまとめると、財務諸表を「読み解く」のか「作成する」のかという違いがあります。 仕訳や試算表作成など、主に経理の実務で財務諸表を「作成する」ことが多いのであれば、簿記を選択するのが妥当な判断です。 これに対して、会計情報を「読み解く」スキルを学ぶビジネス会計検定は、幅広い分野で役立てられます。 経営状況を踏まえた提案が必要な営業・販売職、購入すべき株式を決めるために財務諸表の分析が必要な投資家、取引先を見極めたい経営者など、それぞれのニーズに対応した試験内容となっています。 合格率の違い ビジネス会計検定は、日商簿記検定に比べて、合格率が高い傾向にあります。 以下、大まかな合格率の違いをまとめました。 級 ビジネス会計検定(第32回~第36回の平均) 日商簿記(第166回~第170回の平均) 3級 62.0% 35.3% 2級 45.7% 23.7% 1級 23.5% 13.2% 参考: 試験結果・受験者データ|ビジネス会計検定試験 簿記 受験者データ|商工会議所の検定試験 ビジネス会計検定の合格率は、日商簿記検定と比較して2・3級は20~30%ほど、1級は10%ほど高いことがわかります。よって、合格率が少しでも高い会計の試験を受験したいのであれば、ビジネス会計検定がおすすめです。 なお、簿記検定について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。 あわせて読みたい 簿記とは?日商簿記1~3級の合格率や勉強時間、合格後のキャリアなど 希少性の違い ビジネス会計検定は、2007年7月からスタートした、比較的新しい資格です。 受験者数は年々増えているものの、1954年11月から行われている簿記検定と比較すると、相対的に合格者は少ない検定試験です。 合格者が少ないということは、財務諸表等を読み解くスキルを持っている人材、あるいはそれをアピールできる人材が、日本ではまだまだ少ないとも解釈できます。 よって、ビジネス会計検定に合格することで、自らの希少性を高めることにつながります。 プロの転職支援を受ける まとめ ビジネス会計検定は、業種・職種を問わず幅広い分野で活用できる資格です。 財務諸表を作成するのではなく、情報を読み解いて活用する方法を学ぶ試験のため、ビジネスパーソンにとっては重要度の高い資格といえるでしょう。 級が上がるにつれて、難易度も高くなるため、合格するにはしっかり対策を講じる必要があります。 同じ会計分野の簿記検定と比較すると合格率は総じて高い傾向にありますが、受験者数はまだ少ないため、合格することで財務諸表を分析できる希少な人材としてアピールできます。 ビジネス会計検定以外にも、経理のキャリアに役立つ資格は多くあります。転職やキャリアアップなど目的別におすすめの資格を知りたい方はこちらもご確認ください。 #ビジネス会計検定 #ビジネス会計検定 合格率 .hashtag { display: flex; list-style: none; } .hashtag li { margin-left: 1em; }