2025年03月11日

人事のやりがい・魅力は何?仕事内容や向いている人の特徴、キャリアパスなど

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採用・育成・評価など、「人材」に関わる業務を担う人事は、企業活動に欠かせない重要な職種です。
しかし、その具体的な仕事内容や求められる能力、やりがいについて詳しく知らない方も少なくありません。
人事への転職を検討している場合は、こうしたポイントをあらかじめ把握しておくことが大切です。

この記事では、人事の仕事内容や魅力、向いている人の特徴について詳しく解説します。

人事の仕事内容とは

人事の仕事内容は多岐にわたり、やりがいを感じるポイントも担当する業務によって異なります。
主な業務としては、「人事企画」「採用活動」「労務管理」「教育・育成」「制度・環境整備」などが挙げられます。

人事企画(人員計画立案など)

人事企画は、企業の経営戦略に基づき、採用する人材に求めるスキルキャリアを設計する仕事です。
また、採用方法や入社後の配置方針などを計画する役割も担います。

採用した人材が力を発揮できるよう、適材適所の人材配置を検討し、企業の経営目標達成に向けた人事戦略を立案することも重要な業務です。

採用活動(募集・書類選考・面接など)

採用活動は、人材採用に関わる一連の業務です。
企業の経営戦略や人事企画に基づいて採用方針を決め、実際の採用活動を進めていきます。

具体的には、求人媒体(求人サイト・求人情報誌など)への広告出稿、SNSでの情報発信のほか、応募者の書類選考や面接も担当します。
面接後には、合否結果の通知や内定者への連絡といった対応も行います。

労務管理(給与計算・社会保険手続きなど)

労務管理は、従業員が安心して働ける環境を整えるための業務です。
社会保険労働保険勤怠管理給与計算など、日常的な手続きや管理業務を行います。

また、健康診断の案内・実施や、セクハラ・パワハラの相談対応、メンタルヘルス対策といった従業員支援も重要な役割です。

教育・育成(研修・スキルアップ支援など)

教育・育成は、新入社員や既存社員のスキル向上を支援する業務です。
企業の経営戦略や育成方針に沿って育成計画を立て、研修の企画・運営・実施までを担います。

外部講師や研修サービスを活用する場合には、適切な研修内容の選定や提案も行います。
また、新入社員向けのマナー研修、既存社員のキャリアアップ研修、管理職向けのマネジメント研修など、対象に応じた幅広い研修が含まれます。

制度・環境整備(人事評価制度・福利厚生など)

人事評価制度福利厚生制度など、社内制度や環境の整備も人事の重要な業務です。
具体的には、報奨制度、評価制度、育成制度、福利厚生の企画・運営などが挙げられます。

制度が不十分だと従業員の不信感や離職につながる恐れがあるため、適切な整備と見直しが欠かせません。
また、他社との差別化を図るため、ユニークな制度の導入が求められるケースもあります。

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人事のやりがいと魅力

人事は会社の顔であり、組織づくりに直接携われる点が大きな魅力です。
また、学生から経営陣まで幅広く関わることができるほか、従業員の成長に貢献できるため、やりがいのある仕事といえるでしょう。

会社の顔である

人事は、会社の顔といっても過言ではありません。
採用する人材の選定や面接などを行う人事は、企業の代表として重要な役割を担っています。

応募者が最初に接するのも人事担当者であり、その印象が会社全体の印象に直結することも珍しくありません。
実際に、採用後の人材に「入社理由」を尋ねると、「人事の担当者が素敵だった」「親身になってくれた」「印象が良かった」と答えるケースも少なくありません。

そのため、人事担当者には、日ごろから清潔感や明るさ、コミュニケーションスキルが求められます。
こうした努力が実を結び、「人事が魅力的だったから入社を決めた」と言われたときは、大きなやりがいを感じられるでしょう。

組織づくりに携われる

人事のやりがいとして、組織づくりに直接関われる点も挙げられます。
近年では、高度プロフェッショナル制度や同一労働・同一賃金、残業時間の上限規制など、さまざまな「働き方改革」が進められています。

これらの改革を実現するためには、評価制度の見直しやテレワーク体制の整備、育児・介護休業制度や時短勤務制度の充実といった取り組みが必要です。
また、高齢者雇用や退職者の再雇用といった対応も求められています。

こうした制度の整備や見直しは、すべて人事部門の仕事です。
社員が能力やスキルを最大限発揮できるような組織づくりを行い、その結果として組織の業績向上にもつながれば、人事として大きな達成感を得られるでしょう。

学生や経営陣などとの距離が近い

人事は、業務の特性上、幅広い人と関わることができます。
学生や中途採用の応募者をはじめ、人材紹介会社の担当者やエージェントなど、日常的に多くの人と接点を持つため、人と関わることが好きな方に適した仕事です。

また、人事戦略について経営陣と直接話し合う機会も多く、会社の中枢に関わっている実感を得られるのも魅力です。
将来的に経営者を目指している方にとっても、人事の経験は貴重なキャリアになるでしょう。

従業員の成長に貢献できる

人事は、従業員と関わる機会が多く、成長の過程を間近で見られる点も魅力です。
新たに採用した人材から質問を受けたり、既存社員からキャリア相談を受けたりすることもよくあります。

その中で、従業員が少しずつ成長し、大きな成果を上げる姿を見ることができます。
自分が関わった従業員が活躍する姿を目の当たりにしたときには、自分のことのように嬉しく感じられるでしょう。

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人事に向いている人の特徴

ここまで、人事に仕事のやりがいについて紹介してきましたが、やりがいを感じることが出来るかは、人事への適性によってもかわります。
以下、人事に向いている人の特徴を見てみましょう。

経営的な観点で会社を見られる人

人事は経営陣と密接に関わりながら仕事をします。
したがって、経営的な視点で会社を見られる人も人事には向いています。

特に、社員が生き生きと仕事をし、会社の業績が向上するためにはどのような組織づくりが必要かを考えられることは、人事スタッフにとっては必須の能力です。

秘密を守れる人

人事は、社員の個人情報や、給与・評価・異動・リストラについての情報など、さまざまな極秘情報を取り扱うことになります。
それらの秘密をしっかりと守れることも、人事スタッフの重要な資質です。

コツコツと確実に仕事ができる人

人事の中でも労務職は、給与計算や社会保険手続き、入社・退職手続き、福利厚生関連の手続きなど、間違いのない事務仕事をしなくてはなりません。
特に労務職は、コツコツと確実に仕事ができる人が向いています。

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未経験でも目指せるのか?

未経験でも目指せるのか?

人事への転職は、基本的には経験者が優遇されます。ただし、未経験でも、年齢が若い場合には、新卒者とのコミュニケーションが取りやすいという理由で採用されることがあります。

未経験の場合には、人事以外の部署であっても「採用」に関わった経験があると有利です。
また、コミュニケーション能力やパソコンスキルの高さを、しっかりとアピールできることも重要です。

未経験で人事への転職を検討しているのなら、採用担当者が興味を抱くような志望動機を作成しましょう。
人事の仕事を選んだ理由やどのような部分に魅力を感じているかなどをスムーズに説明できると、採用担当者へ好印象を与えられる可能性があります。

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未経験から人事に転職した事例

人事のどのような点に惹かれて転職に至ったのか、実際の事例を2つ取り上げます。

IT系営業から人事へ転職したKさんの事例

もともと、上場IT企業で営業職として活躍していたKさんは、学生時代からタレントマネジメントなど、人事の仕事に強い興味を抱いていました。
その想いを捨てきれず人事への転職を決行し、同じ業界の人事採用ポジションでの転職に成功します。
決め手となったのは、同業界であることによる、事業内容や求められている人材像への理解でした。

人材紹介の営業から人事に転職したMさんの事例

人材紹介の営業職に就いていたMさんは、採用業務に関わりたいとの想いから人事への転職を決意します。
これまで、人材紹介の営業職で培ってきた経験をアピールし、見事に大手上場子会社の人事職へと転職を果たしました。
成功のポイントは、自身が行ってきた業務の棚卸しと言語化であったといいます。

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人事のキャリアパス

人事のキャリアパスとしては、人事部門で実務をこなしつつスキルを磨き、マネジメント職を目指す道が考えられます。
採用活動や求人広告の出稿、研修、労務管理といった業務を統括し、組織づくりに深く関わる道です。

他方で、ベンチャー企業など規模の大きくない企業で労務や総務などに携わる道もあります。
人事業務に特化するのではなく、幅広いバックオフィス業務を担うゼネラリストとなる選択肢です。
こちらもゆくゆくは総合的な管理職に任じられるケースが少なくありません。

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まとめ

人事の仕事はさまざまな人と交流でき、従業員が成長する姿も間近で見られるため、仲間の成長を素直に喜べる人にとっては、大きなやりがいを感じられる仕事と言えます。
未経験でも転職は可能であるため、諦めずにチャレンジしてみましょう。
未経験の場合は、コミュニケーションスキルなどソフトスキルや情熱をアピールするのが有効です。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

町田 梓

大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。企業側を支援するリクルーティングアドバイザーとして約6年間IPO準備企業~大手企業まで計1,000社以上をご支援。
女性リクルーティングアドバイザーとして最年少ユニットリーダーを経験の後、2019年には【転職する際相談したいRAランキング】で全社2位獲得。
2021年~キャリアアドバイザーへ異動し、現在はチーフキャリアアドバイザーとして約400名以上ご支援実績がございます。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 法律・特許事務所 ・ 役員・その他 ・ 社会保険労務士事務所 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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