経理の目標設定の立て方とポイント



「経理の個人目標はどうやって立てればいい?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?経理の場合、売り上げ目標のような分かりやすい指標がなく、個人の目標が立てにくい面があります。 そこでこの記事では、経理の目標設定の立て方と、そのポイントをご紹介します。
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目次
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- 経理の目標設定の立て方
- SMARTの法則で目標設定をしよう
- Specific(具体的・明確)
- Measurable(計測可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性)
- Time-bound(期限)
- 経理の目標設定のポイント
- まとめ
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経理の目標設定の立て方
経理で個人目標を設定するのは難しいケースが多いです。 営業部門などの場合なら、全社的な売上や利益の目標があらかじめ決められます。 したがって、それに基づいて部署やチーム、そして個人の目標をトップダウンで決めていくことができます。
ところが、ルーティンワークが業務の多くを占める経理では、全社として、あるいは部署としての目標を決めるのが困難です。 したがって、全社や部署の目標もわからないまま、個人目標を決めざるを得なくなるケースが多いのではないでしょうか。
さらには経理の場合、ヘタに目標設定をしてしまうと、その目標を達成するためにかえって仕事が増えてしまうこともあります。 経理の使命「省力化」のはずが、それでは意味がありません。 大切なのは「自分の仕事がやりやすくなるように目標を立てること」です。 そのためには、目標設定を「自分がやりたい業務ができるようにするため」に利用することです。そうすれば、セミナーに参加するきっかけにもなるでしょう。 「やりたい業務なんてない・・・・・・」という方もいるかもしれません。 その場合には「やりたくないことを避けるため」に目標設定を利用し、他の目標が入らないようにしていきましょう。
SMARTの法則で目標設定をしよう
経理の個人目標を考える際におすすめなのは「SMARTの法則」を利用することです。 SMARTの法則とは、
・Specific(具体的・明確)
・Measurable(計測可能)
・Achievable(達成可能)
・Relevant(関連性)
・Time-bound(期限)
目標を立てる際に重要な5つの条件を示すものです。 このそれぞれの条件について以下で見ていきましょう。
Specific(具体的・明確)
まず、目標は具体的かつ明確であることが大切です。 目標が曖昧だと、達成されたかどうかの評価が難しくなるからです。
(例)
・第1四半期末までに参考書を読み、貸借対照表を作成できるようになる
・請求書発行のダブルチェックを徹底し、今期のミスを0にする
Measurable(計測可能)
目標は、できる限り数値を使用し計測可能であることも重要です。 その理由は第一に、数値を使用することにより具体的かつ明確になり、目標が達成されたかどうかを評価しやすくなるからです。 また、時間の短縮や経費の削減などを数値にすれば、それによって会社にもたらされる利益もはっきりします。
(例)
・伝票処理を昨年度より150%スピードアップする
・今年度末までに、請求書の送付を郵送からEメールに変更することにより、郵送費を昨年度より10%削減する
Achievable(達成可能)
達成可能であることも、経理の個人目標を立てる際には大切です。 目標があまりにも高すぎると達成ができません。 その反対に低すぎる場合には、努力なしに達成ができるため、そもそも目標を立てる意味がありません。 頑張れば達成できそうな、ルーティンワークの見直しに取り組んでみるのがよいでしょう。
(例)
・6ヶ月後までに経理業務の効率化に寄与できる改善案を3つ出す
・今期末までに業務フローをマニュアル化する
Relevant(関連性)
当たり前の話ではありますが、経理の個人目標は「経理」と関連していなくてはなりません。 経理と無関係な目標はNGです。
(例)
・今期末までに簿記1級を取得して、新たな業務に3つチャレンジする
・今期末までにMOSのエキスパートを取得して、Excel管理表を3つブラッシュアップする
Time-bound(期限)
期限を明確に設けることも、目標設定では重要です。 期限は、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後などに設定するのがよいでしょう。
(例)
・6ヶ月後までに会計ソフトを導入し、経理部門の休日出勤数を0にする
・1年後までに会計基準や税制のセミナーに参加し、知識不足によるミスを0にする
経理の目標設定のポイント
最後に、経理の個人目標を設定する際のポイントを見てみましょう。
業務の幅を広げる
まずおすすめなのは、自分がやりたい新しい業務の遂行を目標とし、できる業務の幅を広げることです。 これは特に、20代~30代前半までの若いうちには、目標として認められやすくなるでしょう。
業務改善
業務改善も、経理の目標としては王道だといえます。 省力化、あるいは正確性の向上についての目標を数値で示すことがポイントです。
システム導入
新規システムの導入も経理の個人目標として有用性が高いです。 スキルアップにもつながるため、積極的に取り組んでいきましょう。
改正対応
会計基準や税制の改正対応も、比較的簡単にできて評価が高くなりやすい目標です。 セミナーなどに参加して知識を仕入れましょう。
まとめ
全社的な目標が決まらないことが多いため、立てるのがなかなか難しい経理の個人目標。 しかし、自分がやりたい業務を目標としてしまえば、自身のスキルアップにもなり一石二鳥です。 目標設定をうまく利用し、キャリアアップにつなげましょう。


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