人事・総務の転職市場レポート2024

人事・総務は、企業にとって重要な人材や施設、備品の管理など、企業活動に欠かせない役割を担っています。
この記事では、2023年にMS-Japanが提供する転職エージェント「MS Agent」で募集のあった人事・総務の求人データを元に、「人事・総務求人の傾向」について解説いたします。

想定年収や業種、求人倍率など、様々な項目から人事・総務の求人の実態を調査しました。
人事・総務への転職を考えている方が、今後のキャリアを考える上で役立つデータをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

過去3年間の人事・総務求人倍率は右肩あがり

2023年度における人事・総務の求人倍率の見込みは、右肩上がりです。
特に「経験者」向けの求人倍率は1％を超える売り手市場となっています。

2021年度と比較すると、人事・総務「希望者」全体は188％、「経験者」では189％増加していることが分かりました。

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人事・総務求人の「未経験OK求人」は13.6％

未経験OK求人人事・総務求人を募集要件レベルで分類すると、「未経験OK」はわずか13.6％でした。対して「経験者募集」は86.4％と、人事・総務求人の8割以上は経験者募集であることが分かります。

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【想定年収・募集要件レベル別】人事・総務求人の業種

人事・総務求人の業種【募集要件レベル別】業種人事・総務求人全体を業種で分類すると、最多は「製造全般」の22.8％でした。以降は、「IT・通信全般」の20.1％、「サービス全般」の17.7％と続きました。

これは想定年収別に算出した「想定年収600万円以上」の高年収求人においても同様の順位となり、最多が「製造全般」の27.9％、「IT・通信全般」の21％、「サービス全般」の13.8％と続きました。

また、募集要件レベル別に業種の割合を見ると、「未経験OK」の最多業種は、「サービス全般」の20.8％で、続いて「製造全般」19.8％、「IT・通信全般」17.1％でした。
「経験者募集」の最多業種は、「製造全般」の23.2％で、以下は「IT・通信全般」20.6％、「サービス全般」の17.2％と続きました。
この順位の差から、「サービス全般」の人事・総務は、比較的未経験者が挑戦しやすい傾向であることが分かります。

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人事・総務求人の想定年収分布

【募集要件レベル別】想定年収人事・総務求人の想定年収分布を見ていきましょう。

人事・総務の全求人における想定年収の平均は584万円で、最も割合の多い年収帯は「400万～599万円」で51.2％という結果でした。
応募要件レベル別で見てみると、想定年収の平均は未経験OK求人が466万円、経験者募集求人が603万円と137万円の差があることが分かりました。

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人事・総務求人の9.6％がマネジメント業務あり

マネジメント業務の有無 マネジメント業務が含まれる人事・総務求人は、わずか9.6％でした。
想定年収別に「マネジメント業務あり」の割合を比較すると、「想定年収600万円未満」は3.9％、「想定年収600万円以上」では17.9％となりました。

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リモートワークありの人事・総務求人は53.8％

リモートワークありの人事・総務求人【想定年収／募集要件レベル別】リモートワーク求人人事・総務求人のリモートワーク導入率を算出すると、「リモートワークあり」は53.8％、「フル出社」は46.2％となりました。
コロナ過以降も半数の企業ではリモートワークが継続されていることが分かります。

次に、「リモートワークあり」の割合を、想定年収別・募集要件レベル別に細分化して見ていきましょう。
想定年収別では「想定年収600万円未満」では46.0％、「想定年収600万円以上」では65.1％の求人でリモートワークが導入されています。
募集要件レベル別に見ると、「未経験OK」が43.6％、「経験者募集」が55.4％でした。

想定年収や募集要件レベルが高いほど、「リモートワークあり」の割合が高いことが分かります。

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フレックス制のある人事・総務求人は39.8％

フレックス制のある人事・総務求人は39.8％人事・総務求人のフレックス制の導入率を算出しました。
「フレックス制あり」は39.8％、「フレックス制以外」が60.2％でした。

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固定残業制の人事・総務求人は37.7％

固定残業制の人事・総務求人は37.7％人事・総務求人の固定残業制の割合を算出すると、「固定残業制あり」が37.7％、「固定残業制以外」が62.3％でした。

また、「固定残業制あり」の求人における目安の残業時間は、最多が「30～44h」の43.5％、以下は「45h以上」の37.1％、「15～29h」の17.0％と続きました。

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調査概要

2023年1月1日～2023年12月14日に人材紹介サービス「MS Agent」で募集のあった人事・総務求人
調査主体：株式会社MS-Japan（https://www.jmsc.co.jp/）
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。

■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ（https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12416.html）」
と明記をお願いいたします。

人事・総務の転職は、特化型アドバイザーへの相談がおすすめ

今回は、2023年における人事・総務の求人傾向を調査しました。
求人倍率が上昇しており、売り手市場が続く見込みではありますが、必ずしも希望条件を満たす求人がすぐに見つかるとは限りません。
人事・総務への転職をお考えの方は、人事・総務のキャリアに詳しいアドバイザーにキャリア相談をしてみるのもおすすめです。

弊社MS-Japanは、管理部門と士業に特化した転職エージェント「MS Agent」を提供しています。今回ご紹介した人事・総務だけでなく、経理・法務・経営企画・内部間などの管理部門職や弁護士、公認会計士、税理士などの資格者の方を対象に、管理部門・士業特化型の転職サポートを行っています。
業界に詳しいアドバイザーによるキャリア相談を無料で受け付けておりますので、是非お気軽にご相談ください！