2023年04月01日

ぶっちゃけ多い?監査法人に勤めると、飲み会が多いのか?

ぶっちゃけ多い?監査法人に勤めると、飲み会が多いのか?

これから監査法人に就職・転職をしようと考えている人の中には、一般企業と同様、職場の雰囲気や、リーダーの人柄が気になる方も多いでしょう。特に、終業時間を過ぎた後の、宴会や接待などの付き合いは、会計事務所や監査法人の場合、どの程度あるものなのでしょうか?

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監査法人の「飲み会」事情

「ワーク・ライフ・バランス」や「働き方改革」といったフレーズをよく見聞きするようになりました。終業後の飲み会などが頻繁にあると、プライベートはもちろん、勉強や副業などに費やせる貴重な時間が減ってしまいます。また、急な出費が嵩み、お財布事情が苦しくなることもあるでしょう。上司の愚痴や説教をずっと聞かされたり、プライベートを詮索されたりする場が苦痛で仕方がない……という人は多いかもしれません。

このような事情から、近年の若い世代を中心に、「飲み会なし」の職場を希望する人も増えています。

ただ、どのような業種でも言えることですが、飲み会が多いか少ないかは「職場によって違う」のです。
個人経営の会計事務所でも同じことが言えます。会計事務所の所長が社交的な性格で、取引先との接待を仕掛けたり受けたりする夜の交流が好きだとなると、必然的に飲み会も多くなるでしょう。ただ、それでも飲み会に部下を連れて行くかどうかは、また別の問題です。所長が酒を飲まない人でも、他の職員から誘われることはあるでしょう。少人数の職場ですと、誘われたら断りづらいかもしれません。

監査法人では、大規模な企業の会計監査を行いますが、その監査対象の企業から、接待としての飲み会に誘われることもありえます。
会計の内容に誤りや不正がないかどうかをチェックする側とチェックされる立場が、酒の席で一緒になること自体は違法でなく、コンプライアンスにも抵触しないとされます。

ただ、両者が馴れ合いのような雰囲気、緊張感のない関係になることを警戒し、そのような飲み会を断固として断る監査法人もあるようです。たとえ馴れ合いにはならなくても、第三者から見て誤解を与える印象の飲み会をできるだけ避ける選択ができる監査法人もあります。この種の監査法人では、飲み会自体が開かれないか、開かれても内輪だけで楽しむことになるかもしれません。

一方、飲み会が頻繁に開かれる監査法人も存在します。おとなしく静かな雰囲気で楽しむところもあれば、体育会系のノリで元気に騒ぎ、上司が部下に何かの芸を無理強いすることがあるかもしれません。同じ「飲み会が多い」ところでも、その中身や雰囲気は様々です。

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飲み会が少ない監査法人を見分けるには?

飲み会の誘いが多いのかどうか、率直に採用面接で尋ねてみてはいかがでしょうか。「前の職場では、あまりに飲み会が多く、嫌な思いをしたこともあったので」などと根拠づけて質問すれば、面接担当者も正直に答えてくれるはずです。

また、知人のつてを辿るなどして、実際にその監査法人で働いている人から直接話を聞き、事前に情報収集に努めることもできます。転職エージェントを活用している方は、エージェントの方に職場の雰囲気を事前に調べてもらうことも可能でしょう。

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飲み会が少ない職場は、従業員の心が折れる?

心理カウンセラーの見波利幸氏の著書『心が折れる職場』(日本経済新聞出版社)によれば、職場で飲み会の誘いが少ない職場は、業務上の人間関係も堅苦しく、気兼ねないコミュニケーションが採られておらず、働く人々がメンタルの不調をきたしやすい傾向にあるそうです。たとえ飲み会が開かれても、仕事の延長で打ち合わせのような空気になりやすいといいます。

同氏は、職場に必要なコミュニケーションは、「問題解決が図れるように導く会話」と「相手の気持ちを酌み取る会話」であるとしています。その片方でも欠落すると、飲み会が少なく、心理的に辛くなりやすい職場になるとのことです。
この分析に対しては様々な意見があるはずですが、少なくとも、飲み会が少ないからといって、いい職場だとは限らないことは確かです。

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まとめ

お酒だけは仕事と切り離して、純粋にプライベートの友人と飲み交わしたいという人もいれば、アルコールを受け付けない体質でも、飲み会のテンションが好きだという人もいます。逆に、時間の無駄だとしか感じられない人もいるでしょう。これから勤めるかもしれない監査法人の飲み会事情は分かりませんが、それだけを気にするのでなく、職場全体の雰囲気を見てみるとよいでしょう。

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会計士の転職・キャリアに関するFAQ

監査法人から事業会社への転職を考えています。MS-Japanには、自分のような転職者はどのくらい登録されていますか。

具体的な人数をお知らせする事は出来ませんが、より直接的に企業に関わりたい、会計の実務経験を積みたいと考えて転職を考える公認会計士の方が大多数です。 その過程で、より多くの企業に関わりたいという方は、アドバイザリーや会計事務所への転職を希望されます。当事者として企業に関わりたい方は事業会社を選択されます。 その意味では、転職を希望する公認会計士の方にとって、監査法人から事業会社への転職というのは、一度は検討する選択肢になるのではないでしょうか。

転職活動の軸が定まらない上、求人数が多く、幅が広いため、絞りきれません。どのような考えを持って転職活動をするべきでしょうか。

キャリアを考えるときには、経験だけではなく、中長期的にどのような人生を歩みたいかを想定する必要があります。 仕事で自己実現を図る方もいれば、仕事以外にも家族やコミュニティへの貢献、パラレルキャリアで自己実現を図る方もいます。ですので、ご自身にとって、何のために仕事をするのかを一度考えてみることをお勧めします。 もし、それが分からないようであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに貴方の過去・現在・未来の話をじっくり聞いてもらい、頭の中を整理されることをお勧めします。くれぐれも、転職する事だけが目的にならないように気を付けてください。 今後の方針に悩まれた際は、転職エージェントに相談してみることも一つの手かと思います。

ワークライフバランスが取れる転職先は、どのようなものがありますか?

一般事業会社の経理職は、比較的ワークライフバランスを取りやすい為、転職する方が多いです。ただ、昨今では会計事務所、税理士法人、中小監査法人なども働きやすい環境を整備している法人が出てきていますので、選択肢は多様化しています。 また、一般事業会社の経理でも、経理部の人員が足りていなければ恒常的に残業が発生する可能性もございます。一方で、会計事務所、税理士法人、中小監査法人の中には、時短勤務など柔軟に対応している法人も出てきています。ご自身が目指したいキャリアプランに合わせて選択が可能かと思います。

監査法人に勤務している公認会計士です。これまで事業会社の経験は無いのですが、事業会社のCFOや管理部長といった経営管理の責任者にキャリアチェンジして、早く市場価値を高めたいと考えています。 具体的なキャリアパスと、転職した場合の年収水準を教えてください。

事業会社未経験の公認会計士の方が、CFOや管理部長のポジションに早く着くキャリアパスの王道は主に2つです。 一つは、IPO準備のプロジェクトリーダーとして入社し、IPO準備を通じて経営層の信頼を勝ち取り、経理部長、管理部長、CFOと短期間でステップアップする。 もう一つは、投資銀行などでファイナンスのスキルを身に着けて、その後、スタートアップ、IPO準備企業、上場後数年程度のベンチャーにファイナンススキルを活かしてキャリアチェンジすることをお勧めします。近年はCFOに対する期待が、IPO達成ではなく、上場後を見据えた財務戦略・事業戦略となってきているため、後者のパターンでCFOになっていく方が増えています。 年収レンジとしてはざっくりですが800~1500万円くらいでオファーが出るケースが一般的で、フェーズに応じてストックオプション付与もあります。

40歳の会計士です。監査法人以外のキャリアを積みたいのですが、企業や会計事務所でどれくらいのニーズがあるでしょうか。

企業であれば、会計監査のご経験をダイレクトに活かしやすい内部監査の求人でニーズが高いです。経理の募集もございますが、経理実務の経験が無いことがネックになるケースがあります。 会計事務所ですと、アドバイザリー経験の有無によって、ニーズが大きく異なります。また、現職で何らかの責任ある立場についており、転職後の顧客開拓に具体的に活かせるネットワークがある場合は、ニーズがあります。

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