2019年06月21日

令和元年の公認会計士試験第II回短答式試験の合格発表!進路や就職動向もご紹介

令和元年の公認会計士試験第II回短答式試験の合格発表!進路や就職動向もご紹介

【最新】令和2年公認会計士試験第Ⅰ回短答式試験の合格発表(1/17)の詳細はこちらから!

2019年6月21日、令和初の公認会計士試験第II回短答式試験の合格発表がありました。
答案提出数が5,604人、合格者709人、合格率12.65%でした。

合格された方は、おめでとうございます!次は論文式試験ですね!
論文式の試験日は、2019年8月23日~25日です。もうひと頑張りして、論文式の合格も目指しましょう!ただ少々、休憩もしてくださいね。

また残念ながら不合格だった方は、今回は残念な結果となってしまいましたが、今日まで勉強してきたことは様々な場所で役に立つと思います。現に一般企業の経理職にて大活躍している人もいます。
もちろん、再度、短答式試験を目指すことも選択肢としてあるので、少し休みながら今後の選択肢を考えてみてください。

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公認会計士試験第II回短答式試験の合格結果

さて、令和元年の公認会計士試験第II回短答式試験ですが、答案提出者数は5,604人(第I回短答式試験より1,006人減少)・合格者は709人(第I回短答式試験より388人減少)となりました。

願書出願数は、公認会計士試験第II回短答式試験の方が多いものの、短答式試験免除者が1,986人、また欠席者が1,941人いるため、答案提出者数は、例年通り第I回短答式試験の方が多かったです。

合格者数は、第I回短答式試験よりも388人少ない709人となりました。
また合格率は、12.65%と、3.95‬ポイントdownという結果でした。

下記に本日発表された公認会計士試験第II回短答式試験結果と、第I回短答式試験結果のデータを記載します。

第II回短答式試験 第I回短答式試験 差異
願書提出者数 5,604人 6,610人 -1,006人
答案提出者数 5,604人 6,610人 -1,006人
合格者 709人 1,097人 -388人
合格率 12.65% 16.60% -3.95‬ポイント
合格ライン 63% 63% -

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公認会計士試験第II回短答式試験結果の推移状況

平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和1年度
願書提出者数 7,637人 7,968人 8,214人 8,793人 9,531人
答案提出者数 4,503人 4,740人 4,916人 5,346人 5,604人
短答式試験免除者数 1,579人 1,637人 1,637人 1,613人 1,986人
合格者数 624人 683人 475人 975人 709人
合格率 13.86% 13.46% 9.66% 18.24% 12.65%
合格ライン 67% 66% 64% 64% 63%

出願者数が年々増加しているため、答案提出者数も増加しています。
合格率については、昨年がここ5年間の中で一番高かったため、合格者数は昨年より減少しています。
合格ラインは63%と、例年とあまり変わりません。

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公認会計士試験第II回短答式試験の合格者の今後の進路について

公認会計士試験第II回短答式試験の合格者の今後の進路として、多くは公認会計士を目指すために、論文式試験を受験します。
受験までは、「勉強に専念する方」と「就職活動・仕事をしながら勉強する方」に分かれる傾向にあります。

勉強に専念する場合、論文式試験の受験後に就職活動を開始するので、今年ですと8月25日以降にスタートすることとなります。合格結果を待ってから就職活動を始める場合はさらに遅くなります。
就職先が決まるまでに早くても1ヶ月、大半は3か月程度の期間がかかるため、論文式試験を受験する前から少しずつ準備して、少しでも早くスタートできるようにしておきましょう。

一方、就職・仕事をしながら勉強する場合、勉強と仕事の両立は大変だと思います。
しかしメリットとして、
 ・業務内容や働く環境について勉強に専念する方よりも早く把握できる
 ・収入を得ることができるので金銭的な余裕ができる
という点が挙げられます。
もしこれから就職活動される場合は、勉強の時間を確保できる会計事務所または監査法人がおすすめです。

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公認会計士試験第II回短答式試験の不合格者の進路について

公認会計士試験第II回短答式試験の不合格者の進路は、
 ・再度、受験するために勉強する
 ・公認会計士を諦めて就職活動・仕事に専念する
の2つになります。

再度、受験するために勉強する場合、今回の試験でどこが悪かったのかを整理していきましょう。また過去問の総復習やこれまでのやり方を見直すなど、合格に向けて取り組むことをまとめておきましょう。
公認会計士試験は、受験制限がないのでいくらでも受験できますが、受験するにもお金がかかるため、今後のライフプランを考えながら、受験回数を決めていった方が良いかと思います。

公認会計士を諦めて就職・仕事に専念する場合は、就職先の候補として会計事務所のスタッフ職または企業経理になります。

少し古い記事ではありますが、公認会計試験の不合格者は、会計知識があり、早期入社が可能と考えている採用担当者もいます。

【参考記事】
公認会計士試験の不合格者は就職・転職市場から歓迎されるのか?

どちらも就職するためには、履歴書・職務経歴書の提出と面接があります。自己PRを考え、面接の練習をするなどやることはたくさんあります。
すぐにでも就職を希望する方は就職エージェントや求人媒体に登録して、今日から出来る事を開始しましょう。今日の一歩が大きな一歩になるはずです。

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最後に・・・

公認会計士試験第II回短答式試験、本当にお疲れ様でした。
合格した方は、この後の論文式試験の合格に向けて頑張っていただきたいです。また不合格の方は、切り替えて次のチャレンジに向けて頑張っていただきたいです。
どちらに対しても言える事は、公認会計士になるためにチャレンジすることは、とても素晴らしいことですし、これまで勉強してきた知識は無駄になりません。
しかし、その知識を活かすも殺すも自分次第です。活かせるように自ら行動して、成功を掴み取りましょう!

また弊社では、管理部門・士業に特化したエージェントとして、様々な方のキャリアサポートをしています。
就職活動のお手伝いからキャリア相談、求人のご紹介など、就職するために必要なサポート体制をご用意しております。
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【参照元】
公認会計士・監査審査会 平成31年公認会計士試験第 II 回短答式試験の合格発表について-試験結果の概要について
公認会計士・監査審査会 平成31年公認会計士試験第 II 回短答式試験の合格発表について-平成31年公認会計士試験スケジュールについて
公認会計士・監査審査会 平成27年公認会計士試験第 II 回短答式試験の合格発表について-試験結果の概要について
公認会計士・監査審査会 平成28年公認会計士試験第 II 回短答式試験の合格発表について-試験結果の概要について
公認会計士・監査審査会 平成29年公認会計士試験第 II 回短答式試験の合格発表について-試験結果の概要について
公認会計士・監査審査会 平成30年公認会計士試験第 II 回短答式試験の合格発表について-試験結果の概要について

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

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会計士の転職・キャリアに関するFAQ

監査法人から事業会社への転職を考えています。MS-Japanには、自分のような転職者はどのくらい登録されていますか。

具体的な人数をお知らせする事は出来ませんが、より直接的に企業に関わりたい、会計の実務経験を積みたいと考えて転職を考える公認会計士の方が大多数です。 その過程で、より多くの企業に関わりたいという方は、アドバイザリーや会計事務所への転職を希望されます。当事者として企業に関わりたい方は事業会社を選択されます。 その意味では、転職を希望する公認会計士の方にとって、監査法人から事業会社への転職というのは、一度は検討する選択肢になるのではないでしょうか。

転職活動の軸が定まらない上、求人数が多く、幅が広いため、絞りきれません。どのような考えを持って転職活動をするべきでしょうか。

キャリアを考えるときには、経験だけではなく、中長期的にどのような人生を歩みたいかを想定する必要があります。 仕事で自己実現を図る方もいれば、仕事以外にも家族やコミュニティへの貢献、パラレルキャリアで自己実現を図る方もいます。ですので、ご自身にとって、何のために仕事をするのかを一度考えてみることをお勧めします。 もし、それが分からないようであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに貴方の過去・現在・未来の話をじっくり聞いてもらい、頭の中を整理されることをお勧めします。くれぐれも、転職する事だけが目的にならないように気を付けてください。 今後の方針に悩まれた際は、転職エージェントに相談してみることも一つの手かと思います。

ワークライフバランスが取れる転職先は、どのようなものがありますか?

一般事業会社の経理職は、比較的ワークライフバランスを取りやすい為、転職する方が多いです。ただ、昨今では会計事務所、税理士法人、中小監査法人なども働きやすい環境を整備している法人が出てきていますので、選択肢は多様化しています。 また、一般事業会社の経理でも、経理部の人員が足りていなければ恒常的に残業が発生する可能性もございます。一方で、会計事務所、税理士法人、中小監査法人の中には、時短勤務など柔軟に対応している法人も出てきています。ご自身が目指したいキャリアプランに合わせて選択が可能かと思います。

監査法人に勤務している公認会計士です。これまで事業会社の経験は無いのですが、事業会社のCFOや管理部長といった経営管理の責任者にキャリアチェンジして、早く市場価値を高めたいと考えています。 具体的なキャリアパスと、転職した場合の年収水準を教えてください。

事業会社未経験の公認会計士の方が、CFOや管理部長のポジションに早く着くキャリアパスの王道は主に2つです。 一つは、IPO準備のプロジェクトリーダーとして入社し、IPO準備を通じて経営層の信頼を勝ち取り、経理部長、管理部長、CFOと短期間でステップアップする。 もう一つは、投資銀行などでファイナンスのスキルを身に着けて、その後、スタートアップ、IPO準備企業、上場後数年程度のベンチャーにファイナンススキルを活かしてキャリアチェンジすることをお勧めします。近年はCFOに対する期待が、IPO達成ではなく、上場後を見据えた財務戦略・事業戦略となってきているため、後者のパターンでCFOになっていく方が増えています。 年収レンジとしてはざっくりですが800~1500万円くらいでオファーが出るケースが一般的で、フェーズに応じてストックオプション付与もあります。

40歳の会計士です。監査法人以外のキャリアを積みたいのですが、企業や会計事務所でどれくらいのニーズがあるでしょうか。

企業であれば、会計監査のご経験をダイレクトに活かしやすい内部監査の求人でニーズが高いです。経理の募集もございますが、経理実務の経験が無いことがネックになるケースがあります。 会計事務所ですと、アドバイザリー経験の有無によって、ニーズが大きく異なります。また、現職で何らかの責任ある立場についており、転職後の顧客開拓に具体的に活かせるネットワークがある場合は、ニーズがあります。

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