公認会計士の転職市場レポート【2024年11月最新版】求人傾向を徹底分析

最難関国家資格である「公認会計士」は、監査の独占業務だけでなく、高い専門知識とスキルと評価され、転職市場で高いニーズを誇ります。
この記事では、弊社MS-Japanが運営する士業・管理部門特化型転職エージェント「MS Agent」において、2023年10月~2024年9月に掲載した公認会計士求人のデータを集計し、転職市場レポートをまとめました。
マネジメント層の公認会計士求人は約4割
入社後にマネジメント業務がある公認会計士は13.5%でした。
状況や本人の志向によってマネジメント業務が発生する可能性がある求人は28.1%で、約4割がマネジメント業務を担う可能性があると言えるでしょう。
未経験OKの公認会計士求人は約1割
続いて、実務未経験OKとしている公認会計士求人はわずか10.7%でした。
残りの89.3%は経験者募集であり、公認会計士の転職市場では、経験者が有利であることが分かります。
公認会計士を募集する企業の規模は?
公認会計士を募集する企業の内訳を詳しく見ていきましょう。
まず、企業規模で分類すると、「101~300人」が最多の23.8%、次いで「301~1,000人」、「1,001~5,000人」が21.2%と、中小~大手企業が多い傾向です。
公認会計士を募集する企業の業界は?
続いて、公認会計士求人を募集する企業の業界を分類すると、9割以上が「インハウス」となりました。
「インハウス」求人の業種をさらに細かく分類すると、最多は「IT・通信」の23.9%、僅差で「製造」の23.7%が続きました。
「インハウス」求人の上場状況を分類すると、「東証プライム」が34.0%で最多となりました。
「非上場」は19.7%であり、公認会計士は上場企業からのニーズが圧倒的に高いと言えるでしょう。
リモートOKの公認会計求人は64.7%
「リモートワークOK」の公認会計求人は64.7%で、過半数に達していることが分かります。
業界別に分類すると、「リモートワークOK」の割合が最も高い業界は「監査法人」の83.3%でした。
フレックス制のある公認会計求人は47.1%
「フレックス制あり」の公認会計求人は47.1%で、リモートワークOKの求人よりも少ない結果となりました。
業界別に分類すると、「インハウス」の48.5%が最多となりました。
調査概要
調査対象:2023年10月~2024年9月に「MS Agent」で掲載した公認会計士求人
調査テーマ:「公認会計士の転職市場レポート2024」
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12578.html)」と明記をお願いいたします。
公認会計士の転職は「MS Agent」にご相談ください。
今回は、「MS Agent」の求人データをもとに、公認会計士の最新転職市場を徹底解説しました。
転職活動では、事前の準備や対策も重要ですが、採用活動が活性化している時期を見極めることが重要です。
転職活動の進め方や開始時期に不安がある場合は、まず公認会計士の転職に特化した転職エージェントに相談しましょう。
弊社MS-Japanが運営する「MS Agent」は、士業・管理部門特化型転職エージェントとして30年以上の実績があります。長年培ったノウハウとネットワークをもとに、数多くの公認会計士の方の転職サポートも行ってまいりました。
希望条件に合った求人の紹介はもちろん、公認会計士の転職市場に詳しいキャリアアドバイザーとのカウンセリングや応募書類添削、面接対策、内定後の条件交渉まで、すべて無料で利用可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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- #公認会計士求人の想定年収


この記事を監修したキャリアアドバイザー
を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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MS-Japanの転職サービスとは
大手上場企業や監査法人、会計事務所(税理士法人)など、公認会計士の幅広いキャリアフィールドをカバーする求人をもとに、公認会計士専門のキャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートします。
キャリアカウンセリングや応募書類の添削・作成サポート、面接対策など各種サービスを無料で受けることができるため、転職に不安がある公認会計士の方でも、スムーズに転職活動を進めることができます。

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会計士の転職・キャリアに関するFAQ
監査法人から事業会社への転職を考えています。MS-Japanには、自分のような転職者はどのくらい登録されていますか。
具体的な人数をお知らせする事は出来ませんが、より直接的に企業に関わりたい、会計の実務経験を積みたいと考えて転職を考える公認会計士の方が大多数です。 その過程で、より多くの企業に関わりたいという方は、アドバイザリーや会計事務所への転職を希望されます。当事者として企業に関わりたい方は事業会社を選択されます。 その意味では、転職を希望する公認会計士の方にとって、監査法人から事業会社への転職というのは、一度は検討する選択肢になるのではないでしょうか。
転職活動の軸が定まらない上、求人数が多く、幅が広いため、絞りきれません。どのような考えを持って転職活動をするべきでしょうか。
キャリアを考えるときには、経験だけではなく、中長期的にどのような人生を歩みたいかを想定する必要があります。 仕事で自己実現を図る方もいれば、仕事以外にも家族やコミュニティへの貢献、パラレルキャリアで自己実現を図る方もいます。ですので、ご自身にとって、何のために仕事をするのかを一度考えてみることをお勧めします。 もし、それが分からないようであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに貴方の過去・現在・未来の話をじっくり聞いてもらい、頭の中を整理されることをお勧めします。くれぐれも、転職する事だけが目的にならないように気を付けてください。 今後の方針に悩まれた際は、転職エージェントに相談してみることも一つの手かと思います。
ワークライフバランスが取れる転職先は、どのようなものがありますか?
一般事業会社の経理職は、比較的ワークライフバランスを取りやすい為、転職する方が多いです。ただ、昨今では会計事務所、税理士法人、中小監査法人なども働きやすい環境を整備している法人が出てきていますので、選択肢は多様化しています。 また、一般事業会社の経理でも、経理部の人員が足りていなければ恒常的に残業が発生する可能性もございます。一方で、会計事務所、税理士法人、中小監査法人の中には、時短勤務など柔軟に対応している法人も出てきています。ご自身が目指したいキャリアプランに合わせて選択が可能かと思います。
監査法人に勤務している公認会計士です。これまで事業会社の経験は無いのですが、事業会社のCFOや管理部長といった経営管理の責任者にキャリアチェンジして、早く市場価値を高めたいと考えています。 具体的なキャリアパスと、転職した場合の年収水準を教えてください。
事業会社未経験の公認会計士の方が、CFOや管理部長のポジションに早く着くキャリアパスの王道は主に2つです。 一つは、IPO準備のプロジェクトリーダーとして入社し、IPO準備を通じて経営層の信頼を勝ち取り、経理部長、管理部長、CFOと短期間でステップアップする。 もう一つは、投資銀行などでファイナンスのスキルを身に着けて、その後、スタートアップ、IPO準備企業、上場後数年程度のベンチャーにファイナンススキルを活かしてキャリアチェンジすることをお勧めします。近年はCFOに対する期待が、IPO達成ではなく、上場後を見据えた財務戦略・事業戦略となってきているため、後者のパターンでCFOになっていく方が増えています。 年収レンジとしてはざっくりですが800~1500万円くらいでオファーが出るケースが一般的で、フェーズに応じてストックオプション付与もあります。
40歳の会計士です。監査法人以外のキャリアを積みたいのですが、企業や会計事務所でどれくらいのニーズがあるでしょうか。
企業であれば、会計監査のご経験をダイレクトに活かしやすい内部監査の求人でニーズが高いです。経理の募集もございますが、経理実務の経験が無いことがネックになるケースがあります。 会計事務所ですと、アドバイザリー経験の有無によって、ニーズが大きく異なります。また、現職で何らかの責任ある立場についており、転職後の顧客開拓に具体的に活かせるネットワークがある場合は、ニーズがあります。

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